人生で1番泣いた日。卒業式でも結婚式でもない。
私が人生で最も大きな声で感情のまま泣いた日は、
息子を産んだ日でした。痛みや苦しさ、本当に産めるのか?という不安、近くで励ましてくれる夫の声や、助産師さんの声を朦朧とする意識で聞いていると、突然「おめでとうございます」と赤くて暖かい小さなものを手渡されました。それが、今まで自分の中にいた息子だと気がついた時、一生懸命泣く我が子以上に大きな声で泣いてしまいました。この日の思いは一生忘れることができないだろうと思っています。
そして始まった母子同室。赤ちゃんの抱っこすら慣れないというのに、授乳、おむつかえ、泣きやまし方。全てがパニックでした。特に母乳の出が悪く徐々に体重が減る我が子に申し訳なくなりましたが、助産師の皆さんがはげましてくれたり母乳が出るよう対応して下さり、息子がしっかり飲めるようになった時には、とても喜んで下さり、涙が出そうになりました。
母子同室は大変なこともたくさんありますが、退院後の練習ができるということですごく心強いと思います。
最後に色々と助けて下さったサン・クリニックのスタッフの皆さん本当にありがとうございました。
ご出産日 2018年10月28日
ペンネーム ピロリ