母乳とは

母乳とは

母乳が出るしくみ
あかちゃんがおっぱいを吸うと、その刺激がお母さんの脳下垂体に伝わり、
プロラクチンとオキシトシンという2種類のホルモンを分泌させます。
プロラクチンは母乳を作り、オキシトシンは子宮を収縮させ、
乳腺を囲む筋肉を収縮させて母乳を送り出す働きがあります。
これらのホルモンは「愛情ホルモン」ともいわれ、お母さんをリラックスさせ、
あかちゃんをかわいいと想う気持ちを増してくれます。
母乳をたくさん出すためには、あかちゃんに何度もおっぱいを吸わせましょう。

母乳の成分
母乳は、あかちゃんに必要な栄養素をすべて含んだ完全栄養です。
あかちゃんを病気から守り、より健康にする免疫成分が、
刻々と変化しながら分泌されるお薬でもあります。
なによりもお母さんの愛がいっぱい詰まっていて、あかちゃんの心を豊かに温かく育みます。

母乳の出をよくするために
母乳であかちゃんを育てたいという気持ちとちょっとした知識、
まわりの応援があれば、ほとんどのお母さんは母乳であかちゃんを育てられるでしょう。
まずは、あかちゃんが欲しがるだけ、おっぱいを吸わせましょう。

妊娠中
お産への準備をするとともに、おっぱいへも気持ちを向けましょう。
妊娠7か月頃までに、「母親学級4」で行なっている乳房健診を受けてください。

出産後
出産後は早くから回数多く授乳することが大切です。
あかちゃんが吸ってくれそうな時は、いつでも頻回に授乳しましょう。
うまく吸わせられないときはスタッフがお手伝いします。

退院後
吸えば吸うほど、わいてくるのが母乳です。
あかちゃんとのスキンシップをゆったり楽しみながら、欲しがるだけ授乳しましょう。

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